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日本書紀によると、天武天皇が685年に勅命を出し「諸国家ごとに仏舎を設け、仏像、経巻を安置し、これを供養すべし」と命ぜられたことが、仏壇の起源といわれています。
現代では、ご本尊をお祀りし、先祖供養をするための家の中にある小さな「お寺」といった存在になっています。
仏壇の前に座り手を合わせ、家庭での出来事を報告したり悩みを相談すると、何となく心が落ち着きませんか。仏壇には、私たちとご先祖様との「心の架け橋」という大切な役割があるのです。
最近では伝統的な金仏壇や唐木仏壇だけでなく、洋風の家具調仏壇といったものまで実に様々なタイプの仏壇が作られるようになりました。岡田や佛壇店は選りすぐりの逸品を豊富にご用意し、皆様のご来店をお待ちしております。
金仏壇
金仏壇は、檜、松、杉などに何層も漆を塗り重ね、金箔を張り、金具、蒔絵で装飾をほどこした、いわば日本の伝統工芸技術の枠を結集した仏壇といえるでしょう。
名古屋をはじめ、京都、金沢、鹿児島など全国各地に様々な形の仏壇があり、これらは経済産業大臣により「伝統的工芸品」に指定されています。
特に、名古屋は良質な檜材の産地である木曽に近く、その集積地となった関係で、江戸時代から木地、彫刻、飾り金具、漆塗り、金箔の職人が集まり、金仏壇の一大産地として有名です。
唐木仏壇
唐木仏壇の歴史は比較的新しく、明治時代に入ってから作られるようになりました。
黒檀、紫檀、鉄刀木などの木材の木目や色を活かした、重厚な風合いの仏壇で、これらの素材は「菌や虫に犯されにくい」「木目が緻密」「耐久性が高い」「安定性が高い」といった特徴があります。
主に、徳島、静岡、福島などが産地として知られています。
家具調仏壇
家具調仏壇とは、マンションなどの洋室やリビングルームにも合うように考えられたしゃれたデザインの仏壇です。近年登場した仏壇で、他の家具やインテリアともマッチします。
使用される材料は、ウォールナット、メープル、タモなどといった洋家具に使われるものから、黒壇、紫壇、漆塗といった伝統仏壇と同じ材料のものまで様々です。また、照明にLEDを用いたものなどもあり、近年人気の仏壇です。
金仏壇の組立工程の紹介
金仏壇は卓越した職人たちの技の結集です。
- 宮殿
- 木地
- 金箔押
- 漆塗
- 彫刻
- 錺金具
- 組立
- 蒔絵